信用金庫で信用をつくる方法(なぜ銀行ではなく、信用金庫なのか?)
信用金庫の元融資担当です。信用金庫で信用をつくる方法は、銀行と少し違うかもしれません。信用金庫には、銀行には無い良さがあります。みなさんも、信用金庫とお取引を始めてみませんか?
私は、新卒で地元の信用金庫に就職し、融資を3年、渉外を2年半担当しました。
社会人なりたてで融資を経験でき、また、様々な会社へ訪問することができ、貴重な経験をさせていただきました。
信用金庫は、銀行とサービスは同じですが、中小企業専門の金融機関です。
特徴として、信用金庫は、出店する地域がに限られています。(銀行は全国どこでも出店できます)
また、信用金庫はお客様の出資から成り立っており、融資を受ける際は、信用金庫への出資が求められます。
といっても、1万円からであり、毎年配当金が支払われます。
私が在籍していた時は、年に4%の配当金が支払われていました。

本題に移ります。なぜ「銀行」ではなく「信用金庫」なのでしょうか?
それは、小さな会社でも、大切に扱ってくれる、対応してくれるからです。
例えば、中小企業がメガバンクに行っても、対応してもらえない、大切に扱ってもらえないのは、容易に想像できると思います。それは、融資の手間が同じであれば、大きな会社にたくさんお金を貸したほうが、合理的だからです。地方銀行も同じです。
お金を借りるお客様なのに、大切に扱われない、対応してもらえないということが起こり得ます。
手間がかかり、融資額も少ない=利益が少ないので、事情は分かりますが、折角中小企業専門の金融機関があるのであれば、銀行ではなく、信用金庫でのお取引をお勧めします。
その後、会社の規模が大きくなったら、地方銀行、都市銀行へとステップアップしていきます。
理由は、銀行のほうが金利が安くなるケースが多いからです。
お取引の最初は、普通預金口座を開設することです。
それが、事業用の決済口座であれば、尚可です。
また、定期積立(毎月一定額を積み立てる定期預金)を行いましょう。
理由は、実績を作るためです。
毎月定額を積み立てることで実績ができ、融資をしても遅滞なく返済するであろうという信用を作ることができます。
未来を創るために、信用金庫に口座を開設、定期積立をし、実績づくりから始めてみましょう
当事務所では、融資サポートを行っております。
お困りごとがありましたら、お気軽にお問合せください。