信用金庫での融資のステージ
信用金庫の融資には、3つのステージあります。
1.信用保証協会付き融資
2.プロパー融資(担保あり)
3.プロパー融資(担保なし)

会社の実績が積み上がり、信用が構築されることで、担保がなくても融資を受けることができる場合がありますが、基本的には保証協会付き融資か担保があるプロパー融資の2択となります。
また、基本的に、代表取締役が連帯保証人となります。
※コロナ融資等、無担保無保証の制度融資もあります。
信用保証協会の無担保枠は8000万円あり、まずはその範囲内で保証協会付きの融資を受け、返済実績をつくることで、プロパー融資へと近づきます。なお、プロパー融資とは、保証協会等の保証がない、信用金庫独自の融資のことです。
信用保証協会の保証がついている場合、例え貸し倒れが発生しても、信用金庫は代位弁済と言って、信用保証協会からお金を返してもらうことができます。ただ、プロパー融資は、貸倒れた場合、信用金庫が全てのリスクを負うことになるので、基本は担保を取っての融資となります。
担保は、預金担保や不動産に抵当権や根抵当権を設定します。
根抵当権とは、例えば1000万円の枠を設定し、1000万円借りて、500万円返せば、500万円枠が空くので、またお金を貸してもらうという、繰り返しお金を借りるために便利な抵当権の設定方法です。
ちなみに、山一證券等倒産の時期の「金融安定化資金」、最近では「コロナ融資」等、経済危機時には、審査の甘い制度融資が、信用保証協会無担保枠の8000万円とは別枠で貸し出されることがあります
言葉は悪いですが、審査がザルの融資なので、比較的容易にお金を借りることができます。
「コロナ融資」では、コロナ前と比較し売上が下がっているという要件がありましたが、「簡単に借りれる」「3年間実質無利子」ということで、必要がなくてもとりあえず借りる事業所が多くありました。
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