埼玉県 「工事成績評定点」を上げる方法




 どうすれば、工事成績評定点を上げることができるのでしょうか?
みなさんお困りだと思います。
ポイントは、全社員が工事成績評定点を認識すること、そして、技術者に高得点のメリットを提示することです。
※社内のバックアップ体制を整える、コストをかける等の手法は専門外なのでご容赦ください


 私は、かつて地場のゼネコンに勤めていました。
当時は、総合評価方式が導入されたばかりの時期でしたが、私が取組んだ事例をご紹介します。


総合評価方式が始まり、「工事成績評定点」と「表彰」が大切だと感じた私は、早速取り組みを始めました。とても簡単な取り組みです。


①工事成績評定が出るたびにPDFを取り画像にし、メールに張り付けます。

併せて、
②エクセルで作成した、過去〇年度の実績と平均点が分かる表を画像にし、メールに張り付けます。

それを、
③全社員にメール配信します。





ポイントは、ファイルを添付するのではなく、「工事成績評定」と「平均点の表」の画像をメールに張り付けることです。
メールの添付書類は、開かれずにスルーされてしまう可能性がありますが、画像を張り付ければ、メールを開くだけで目に留まります。
この方法で、全社員が「工事成績評定点」に関心を持つようになり、技術者の意識向上に繋がりました。


 もし技術者が「工事成績評定点」の重要性が分かっていない場合は、総合評価方式の入札で有利となる、受注や利益に直接関わる重要事項であることを理解してもらう取り組みも必要です。


とても簡単な取組みですが、「工事成績評定点」への意識向上を図ることが可能です。
但し、技術者にとってはプレッシャーがかかる取組でもあります。
バランスが必要ですが、問題がないようであれば、取り入れてみてください。


 併せて「工事成績報奨金制度」も取り入れてみましょう。
以下、埼玉県発注工事の参考金額です。


【優秀賞】
①84点以上の評価を受けた者  10万円
②82点以上の評価を受けた者   7万円
③建設工事施工者表彰を受けた者 10万円

【努力賞】
④80点以上の評価を受けた者   3万円



当事務所では、「工事成績報奨金制度」導入を5万円で代行いたします。
取り組みをご検討の場合、お気軽にお問合せください。