合同会社設立のすすめ

最近は、「安く」「簡単」に作れる「合同会社」のニーズが増えています。
登記する際の登録免許税は6万円と、15万円の株式会社より9万円安く作れます。また、株式会社で必要な定款認証は不要です。
株式を上場させることができない
株式会社よりも知名度がなく、信用度が落ちる
出資者でないと役員になれない
などのデメリットがありますが、この3点を気にしなければ、税制面等を含め、株式会社とほぼ同じで、事業運営上の支障はありません。
設立費用が安い、簡単に作れるとういうメリットに加え、自由に利益配分できることも魅力です。
例えば・・・
Aさん5万円(持ち分50%)
Bさん5万円(持ち分50%)
出資している会社があるとします。
株式会社は持ち分に応じて配当金が支払われますので、AさんBさん共に、配当金額は同じ(50%・50%)です。
一方で、合同会社は、自由に利益配分できます。
例えば上記の例で、Aさん90%、Bさん10%と利益配分することも可能です。
理由は、株式会社はお金を出資していますが、合同会社はお金に加え、人を出資しているからです。
人脈を持った社長とフリーターでは、商売の能力に格段の差があります。合同会社は自由に利益配分ができるので、この能力差を反映することができるのです。
定期的に株主総会を開かなくて良い等のメリットもあり、特に小さな商売に向いた会社です。太陽光発電所や蓄電所を運営する会社は、合同会社が多数を占めています。株式会社とほぼ同じで、事業運営上の支障はありません。安く気軽に会社を作りたい方は、ぜひ合同会社設立をご検討ください。