賃金表の作成方法(概要)

賃金表の作成方法は、意外とシンプルです。このコラムを読んでいただければ、賃金表作成の基礎を固めることができます。
はじめに取組むことは「サラリースケール」の作成です。
自社の給与実態を確認し、それを基に、「サラリースケール」という賃金表の土台となる資料を作成します。
そして、「サラリースケール」を基に賃金表を作成します。
1.まずは会社のモデルを探します。
40歳の課長職に近い人をモデルとします。
2.モデル(40歳課長職)の基本給から、新卒の高卒社員の基本給を引き、それを22(年)で割り、1年あたりの昇給額を計算します。
例:35万円(40歳課長職基本給)-19万円(新卒高卒基本給)=16万円
16万円÷22=7,727円
3.7,727円を年齢給と職能給に分けます。
下の画像の例では、年齢給を2,500円、その差額を職能給(5,227円)としています。
4.職能給を昇格昇給と習熟昇給に分けます。
下の画像の例では、昇給昇格を4割、習熟昇給を6割として計算しています。
5.等級ごとのモデル年数(モデル年齢)を決めます。
6.以後は機械的に計算をしていくのですが、複雑なため、説明を割愛します。
7.サラリースケールを基に、賃金表を作成します。

