埼玉県公共工事入札参加格付UP対策「法律を上回る育児制度規定」の作成方法

埼玉県の格付けは、経営事項審査の点数に加え、県の独自項目があり、経営事項審査の点数が悪くても、県の独自項目に取り組むことで、より上位の格付けを目指すことができます。
今回のテーマは「法律を上回る育児制度規定」です。この規定を作成し労働基準監督署へ届け出ることで、格付審査時に10点加点されます。
手続きの流れ
1.就業規則、育児介護休業規程等を改定する
2.社員へ周知し、労働基準監督署へ届け出る
ポイントは、1.就業規則、育児介護休業規程等の改定です。
一番簡単な方法は、法を上回る数にすることです。
例えば、育児介護休業法では、看護休暇は原則として、対象となる子供1人につき年間最大5日、対象となる子供が2人以上の場合には、年間最大10日取得することができると定められています。この日数を5日から7日へ、10日から14日へと変更すれば、法律を上回る育児制度規定となり、格付け時に10点加点されます。数字を変えることで、シンプルで分かりやすく法律を上回る規定を作成することができます。
この取り組みの際に、就業規則や各種規程の見直しをすれば、一石二鳥の取組となります。
格付UP対策に加え、雇用環境改善の取組にもなりますので、是非チャレンジしてみてください。併せてご不明点等ありましたら、お気軽に当事務所までお問合せください。