さいたま市建設工事 格付UPの概要

さいたま市では、土木工事業、建築工事業ではS・A・B・Cの4等級、それ以外はA・B・Cの3等級に区分されます。
格付の基準となるのは「資格審査数値」です。
「資格審査数値」は埼玉県同様、「経営事項審査の総合評定値(P点)」と「市独自の評価点」の合計点からなっています。
したがって、「P点」と「市独自の評価点」を上げることで格付UPを目指します。
市独自の評価点
災害時復旧協定締結 30点
災害協定等に基づく活動実績 10点
ISO9001取得 10点
優秀建設工事業者表彰 20点
工事成績 ―20点~30点
市内に本店 20点
女性・若手技術者雇用 10点
CPDSの取組 1点~10点
障害者雇用 20点
ISO14001取得 10点
一般事業主行動計画 20点
消防団協力事業所 10点
保護観察所協力事業主 10点
市SDGs認証企業 10点
ISO、一般事業主行動計画、障害者雇用等、一部埼玉県独自の加点項目と被っています。
この中で、当事務所で協力できる項目は「一般事業主行動計画」です。2種類(次世代育成支援対策推進法・女性活躍推進法)の一般事業主行動計画があり、両方取組むと20点加点されます。
埼玉県と比較して、市独自の評価項目が少ない印象です。
埼玉県では県独自の評価項目のみで格付UPを目指せますが、さいたま市では経営事項審査の総合評定値(P点)も上げる必要があります。
埼玉県のように簡単ではありせんが、必要であればさいたま市の格付UPにも挑戦してみてください。
等級区分基準
土木工事業
S 資格審査数値が1000点以上、かつ、1級相当技術者数が10人以上
A 資格審査数値が800点以上、かつ、1級相当技術者の数が5人以上
B 資格審査数値が700点以上、かつ、1級相当技術者の数が2人以上
C S、A及びBの基準に該当しない場合
建築工事業
S 資格審査数値が1000点以上、かつ、1級相当技術者数が10人以上
A 資格審査数値が800点以上、かつ、1級相当技術者の数が3人以上
B 資格審査数値が700点以上、かつ、1級相当技術者の数が1人以上
C S、A及びBの基準に該当しない場合
とび・土工工事業、電気工事業及び舗装工事業
A 資格審査数値が820点以上、かつ、1級相当技術者の数が3人以上
B 資格審査数値が710点以上
C 資格審査数値が710点未満
管工事業
A 資格審査数値が820点以上、かつ、1級相当技術者の数が3人以上
B 資格審査数値が710点以上、かつ、1級相当技術者の数が1人以上
C A及びBの基準に該当しない場合
造園工事業
A 資格審査数値が750点以上、かつ、1級相当技術者の数が1人以上
B 資格審査数値が600点以上
C 資格審査数値が600点未満