社会保険労務士間の上下関係

私は、埼玉県社会保険労務士会大宮支部所属の社会保険労務士です。支部会に参加したことがないため、見えない部分もありますが、社会保険労務士間での上下関係は感じたことがありません。古くから開業されている先生は、偉そうにしているのではないか?後輩の社会保険労務士は、古参の社会保険労務士を立てる風土があるのではないか?と思っていましたが、私に関しては、上下関係を感じたことがありません。
例えば、私はいくつかの研究会に所属しており、埼玉県各地から様々な年代の社会保険労務士が集まります。その中で、私が一番若いことが多く、飲み会等の席では料理を小皿に取り分けたり、お酒を頼んだりするのですが、「同じ社会保険労務士なので気を使わないで欲しい」と言われたことは、一度や二度ではありません。中には古参だからと言って偉そうにふるまってしまう先生もいるらしいのですが、ある支部では支部長がそのような風土を嫌悪しており、新入会員の説明会等で、「古参の社会保険労務士が偉そうにする風土を無くしたい」と公言しているという話も聞きます。
そのような上下関係がない風土でありながら、例えばあるメガバンクの役員を退任した60代の社会保険労務士の方が、人生の大先輩でありながら、新人だからという理由で、料理を小皿に取り分けたり、気を利かせてお酒を頼んだりすることがあります。
もしかしたら、処世術の一つなのかもしれませんが、上下関係がない中で、人生の大先輩が新人だからという理由で率先して下働きをする姿は心が打たれます。
話が脱線してしまいましたが、埼玉県の社会保険労務士は、フラットな関係が基本だと感じています。