助成金対象経費のポイント(クールネット東京)

クールネット東京(太陽光)では、太陽光発電設備の「発電出力」に応じて助成金額が決まるのですが、上限は助成対象経費(太陽光発電設備設置に実際にかかった経費)までとなります。
たとえば、既存建物に発電出力5KWの太陽光発電設備を助成対象経費50万円で設置した場合、
60万円=5KW×12万円(1KWあたり12万円助成)
50万円=助成対象経費
発電出力での助成額は60万円ですが、上限が助成対象経費までの為、最終的な助成額は50万円となります。
助成対象経費は、太陽光発電設備設置に実際にかかった経費の合計額となりますが、例えば
・助成金申請代行費
・電力会社手続代行費
・既設太陽光発電設備の処分費
等は、助成対象経費に含まれません。
また、蓄電池と太陽光発電設備でパワーコンディショナを共用する場合で、クールネット東京(蓄電池)助成金を申請する場合は、(太陽光)からは除き、(蓄電池)の助成対象経費に加えます。
「電気会社手続代行費」など、分かりやすい項目であれば判断は簡単ですが、「現場管理費」「諸経費」等も助成対象経費から除いて申請しているケースが見受けられます。工事に直接関係する経費であれば、助成対象経費として、助成金の対象となります。
誤りがあった場合、クールネット東京側で気付き、修正依頼が入りますが、気付くことなく、審査が通ってしまうことがあります。また、一度交付決定がなされた助成金は、誤りがあっても修正することができません。
助成対象経費の計算を間違えた場合、本来もらえるべき助成金額が少なくなってしまうことがあるため、「実績報告」の提出は、ダブルチェックなどの仕組みを取り入れて、慎重に行っていきましょう。