信用金庫に入庫できて良かったこと ベスト3

私は新卒で、地元の信用金庫に入庫しました。
金融・融資を学べ、様々な経営者の方とお会いできるため、新卒での就職先として、最高の選択ができたと考えています。
信用金庫に入庫して良かったことベスト3を以下に述べてみました。
第3位 金融、融資の知識が身についたこと
信用金庫では、入庫してすぐに、通信講座の受講が義務付けられていました。それは、預金や手形、融資など、多岐にわたっていました。
仕事で必要な知識であり、通信講座を受講することは当然なのですが、社会人になりたてで金融知識全般を無償で学ぶことができました。このことが、現在の守備範囲の広さに繋がっていると感じています。
第2位 いろいろな会社を知ることができたこと
私は融資の窓口を担当していたのですが、様々な方が借り入れの相談に訪れます。新たに事業を立ち上げてワクワクしている人もいれば、資金繰りの目途が立たず、社長の奥様がお金を貸してくれるまで帰らないと泣きながら居座る壮絶な場面もありました。
渉外(営業)では、たくさんの会社に出入りさせていただきました。印刷会社、タクシー会社、幼稚園など、地域の会社に訪問させていただきました。
幼稚園では、年に1度、新入園児の父母を対象とした預金口座開設会があります。都市銀行、地方銀行、信用金庫が集まるのですが、銀行ではなく、わざわざ地元の信用金庫を選んで通帳を作ってくれる方が多く、信用金庫のブースに長い行列ができる様子を見て、とてもうれしく感じました。
第1位 信用金庫のOBとなることができたこと
私のお客様は、主に埼玉県内の中小企業の経営者の皆さまです。そして、信用金庫は、中小企業専門の金融機関です。
これはあまり知られていないことですが、信用金庫には融資制限があります。融資できるのは、従業員300人以下、あるいは資本金9億円以下で、信用金庫の営業エリアに立地している企業に制限されています。
つまり、私も信用金庫も、お客様の層が被っています。
それだけではありません。私は信用金庫の職員の立場で中小企業の経営者の方々と接することで、様々な学びがありました。当時は若かったので、経営者の方から様々なアドバイスをいただきました。例えば、「自分から努力したと言ってはいけない。努力は結果で示しなさい。」「四面楚歌になったとき、始めて道が開かれる。」など、とても深いお言葉をいただきました。
更には、士業として、信用金庫OBであることをアピールすることもできます。
士業となった今、新卒信用金庫がベストな選択であったことを実感しています。