埼玉県建設工事 格付が下がってしまった場合の対応

今回は、格付が下がってしまった場合の対応についてお伝えいたします。
果たして格付はどうしたら挽回できるのでしょうか?前倒しで挽回できる裏道はあるのでしょうか?
残念ながら、次回更新時まで挽回することはできません。
したがって、今日から次回「入札参加資格審査更新申請」までに確実に格付けが上がる取組が必要です。
なお、次回入札参加資格審査更新申請は「令和8年」です。今から取り組めば1年以上の期間があり、十分な対応が可能です。
(参考) 前回更新申請受付期間 令和6年9月30日(月)~11月22日(金)
まず初めに、1つ上の格付基準点「資格審査数値」と、自社の「資格審査数値」の差異を確認します。
例(電気工事業)
電気工事格付Aの基準点 900点
自社の資格審査数値 870点
格付UPに足りない数値 30点
差異が確認できたら、どの項目に取組むか決定します。
埼玉県では30項目ほどの県独自の加点項目があり、配点は項目ごとに異なりますが、ほとんどが10点加点となっています。
したがって、30点足りないのであれば、最低3項目、ギリギリでは心配なので、5項目程度に取り組みます。
※格付基準点は2年ごとに見直されるため、余裕を持った取組が必要です
お金をかけても良いのであれば、
建設業労働災害防止協会に加入 10点加点
ダンプカー協会等に加入 10点加点
建設キャリアアップシステムの事業者登録 10点加点
お金をかけないで取り組む場合は、
一般事業主行動計画・次世代育成支援対策推進法 10点加点
一般事業主行動計画・女性活躍推進法 10点加点
不当要求防止責任者専任及び講習受講 10点加点
がお勧めです。
下がってしまったものは仕方がありません。
まずは、次回入札参加資格審査更新申請へ向けて、確実に格付が上がる取組をすること、格付UP後はそれを維持することを心掛けていきましょう。
なお、当事務所では格付UPサポートを承っております。
県評価点は30項目程度あり、自分で調べるのはとても大変です。
もし分からないことがあれば、お気軽に当事務所までご連絡ください。